日本人は反省が大好きです。
「ここが良くなかったです」「この部分が出来ませんでした」
あなたも、よく口にしていませんか?
もちろん反省自体は重要です。
しかし、あまりに出来なかったことばかりにスポットライトを当てると、
「あれも・これも・それも出来ていない」「出来ていないことばかりだ」だから「自分は出来ない人間なんだ!!」。
人間の脳は不器用ですから、このような事をいつも考えていると、「出来ないのが普通」「自分は出来ない人」と思い込んでしまうのです。
「出来たこと」を思い出してみましょう。
「あれも出来た・これも出来た」「完成していないけど、スタートを切った事が沢山ある」
どうでしょう?
同じ過去を振り返っても、感じ方が変わってきませんか?
オリンピックに出場する選手でも、計画した練習メニューが消化できない事もあります。
その時は、新たに「出来る練習メニュー」を作りなおすそうです。
強固な意志の固まりのような、オリンピック選手でさえそうなのですから、「出来ない事は普通のこと」です。
あなたには、「出来たこと」が沢山あります。
どうして出来たのでしょうか?
出来た理由があるはず。
出来なかったことには、「出来なかった理由」があるはずです。
一番大切なのは、「どうやったら出来るか」なのです。
時間がない!
忙しい毎日を過ごすあなたには、まとまった時間を確保するのは難しいでしょう。
イヤミではありません。
テレビを見る時間、漫画を読む時間、晩酌をする時間も大切なあなたの時間なのです。
まず、その大切な時間を削ってまで、やり遂げる必要があるものなのか考えましょう。
その必要性があるなら、何かをガマンする必要がありますね。
でも、そのガマンが出来ない!
では、1日の中で5分だけ時間を確保する(見つける)ことが出来ますか?
これならば、たいていの人が「見つけられる」と答えるでしょう。
「どうやったら出来るか」のヒントが出てきました。
どんなことでも、大抵は5分程度の単位に分けることが出来ます。
やりたい事が英語の勉強ならば、5分の時間を使って単語を覚えるのも良いでしょう。
仕事だって、仕掛かりの業務のいくつかをクリアファイルに入れて持ち歩けば、確認や修正程度なら出来ますね。
偉そうなことを言ってしまいました。
私だって出来ていないことが沢山あります。
でも、出来ていることも沢山あるのです。
それは、あなたも同じ。
週末に1時間確保するより、平日6日の間に5分の時間を毎日2回確保する方が簡単ですよね。
あなたの思い描く未来はきっと、実現出来る未来です。

